AIR-BCパレット型シェアリング輸送システム Ai-Connect
ＢｔｏＢパレット輸送を行う営業用トラック向け輸送効率最適化システム「Ai-Connect」。このシステムは、多種多様な性格を有する荷物とその荷物を輸送可能なトラックをAIが自動でマッチング。また荷物の混載を前提として、集荷と配送が入り交じるような非常に複雑な輸送にも、フレキシブルに対応した配車計画をAIが自動で策定します。
現状、属人的に行われている荷物を探したりトラックを探す業務や、トラックの配車計画を策定する業務は、非常に手間と時間がかかるものです。その属人的業務をAIに置き換えることで、トラック輸送の物流DXを可能とします。
荷台アドレス管理システム〜シェアリング輸送を実現する新しい管理手法〜
トラックの荷台をパレットサイズに区分けしてアドレスを付与することで、トラックの荷台の中の情報を標準化。この標準化により、トラック輸送の管理単位をトラック単位から荷台アドレス単位へと詳細化することができ、荷台のどの位置に何が積まれているかという荷台情報の可視化が可能となります。
また、標準化された詳細な情報は、サプライチェーン上の企業間での情報共有や、物流事業者間の横断的な情報共有を可能とし、シームレスな物流を実現するものです。
荷台アドレス管理システムは、パレット型シェアリング輸送「Ai-Connect」の基礎となるシステムです。その運行管理の難しさから、なかなか導入の進まない共同輸送・混載輸送のハードルを劇的に下げることが可能となります。
集配混交輸送〜Co2削減とドライバー不足の解決〜
集荷と配送を同時に行いながら、多数の荷主荷物の輸送を繰り返すことで、積載効率の最大化を図る輸送方法。集荷して配送し、空いたスペースにまた集荷した荷物を積み込むなど、非常にフレキシブルな輸送を行います。
集配混交輸送のポイントは、トラック荷台の管理と積み付け位置の設定です。非常にフレキシブルな輸送を行うため、荷物の管理と荷台のバランスを考慮した積み付けが非常に難しくなります。
「Ai-Connect」は、荷台アドレス管理システムにより荷台情報を可視化。どの位置に積み込むのか、どの荷物を降ろすのかなど、すべて詳細に管理可能となり、ドライバーによる属人的な管理を排除することが可能です。
このような集荷と配送を同時に行う輸送方法は、従来２台３台と走らせていたトラックを１台へ削減することが期待できるものであり、稼働車両数の削減によりCO2の削減とドライバー不足問題の解決にもつながります。
収益性の向上〜物流プロセスをプラットフォーム化〜
本来サプライチェーンとは、企業間の統合的なシステム構築により経営成果を高める手法です。
しかし、実際には企業間の取引は対等であるとは限らず、力関係による理論との乖離が利害関係に大きく関与しています。
「Ai-Connect」システムでは、物流プロセスを「プラットフォーム化」することで、企業間の利害関係の公平性を担保するとともに、共同輸送による大幅な経費削減と労働生産性の向上を実現するのです。
